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help RSS 灼眼のシャナXVI

<<   作成日時 : 2007/11/10 01:04   >>

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辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い……



読み終えての感想第一声はこれ。
“祭礼の蛇”光臨からある程度は予想できたとはいえ、
現実はやはり厳しい。


現在の坂井悠二は、“祭礼の蛇”と悠二が入り混じった状態。
ゆえに言葉の真意がつかみ辛く、
盟主たる威厳と高校生たる親しみ易さが口調に顕れ
底知れぬ違和感と不気味さを演出している。

シャナ(と玻璃壇)強奪のため
御崎市にやってきた“祭礼の蛇”。
ただの悠二だったころの思い出巡りというか、
ある種の聖地巡業は、読者に郷愁を与え、
かつ悠二がいたあの日常に戻れるのではないかという
はかない希望を与える。

彼の目的であり[仮装舞踏会]の大命に、
「紅世の徒のあり方を変える」こと以外に
大きな情報が無いが、
これが彼の言う「シャナを守る」こととどう繋がるのか。
はたまたこれは単なる詭弁か。

大切な人に刃を向けなくてはいけなくなったシャナ。
彼が変質したことよりも彼が
「もう一人の少女」を選んだことを知った一美。
“祭礼の蛇”から残酷な真実を告げられたマージョリー。

誰にとっても辛い現状は、
この後の大団円へのステップだと信じたい。
落ちた後の幸福は、いつに増して大きく感じるものである。


気になった点は、“祭礼の蛇”が御崎市に向かう途中
「この路線に乗るのは久しぶり
――夏に乗ったか?いやそんなわけはない――
だった。」
(P151、12行)
という1文。
「夏に乗った」かもしれない記憶はゲーム版の話か。



あえての光明は、
クライマックスに向けて集結しつつある見知った面々と、
新たな一歩を踏み出した啓作、
己の役割を自覚し始めた栄太の3点。
一美の『ヒラルダ』についても明確な答えが出ていないので、
今後いかに絡んでくるのか。
そして果たして池速人(←もはや消えかけ)の
存在の力は復活するのか!?



しかし次回は外伝の雰囲気。



灼眼のシャナ 16 (16) (電撃文庫 た 14-21)
灼眼のシャナ〈16〉 (電撃文庫)

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