|
辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い…… 読み終えての感想第一声はこれ。 “祭礼の蛇”光臨からある程度は予想できたとはいえ、 現実はやはり厳しい。 現在の坂井悠二は、“祭礼の蛇”と悠二が入り混じった状態。 ゆえに言葉の真意がつかみ辛く、 盟主たる威厳と高校生たる親しみ易さが口調に顕れ 底知れぬ違和感と不気味さを演出している。 シャナ(と玻璃壇)強奪のため 御崎市にやってきた“祭礼の蛇”。 ただの悠二だったころの思い出巡りというか、 ある種の聖地巡業は、読者に郷愁を与え、 かつ悠二がいたあの日常に戻れるのではないかという はかない希望を与える。 彼の目的であり[仮装舞踏会]の大命に、 「紅世の徒のあり方を変える」こと以外に 大きな情報が無いが、 これが彼の言う「シャナを守る」こととどう繋がるのか。 はたまたこれは単なる詭弁か。 大切な人に刃を向けなくてはいけなくなったシャナ。 彼が変質したことよりも彼が 「もう一人の少女」を選んだことを知った一美。 “祭礼の蛇”から残酷な真実を告げられたマージョリー。 誰にとっても辛い現状は、 この後の大団円へのステップだと信じたい。 落ちた後の幸福は、いつに増して大きく感じるものである。 気になった点は、“祭礼の蛇”が御崎市に向かう途中 「この路線に乗るのは久しぶり ――夏に乗ったか?いやそんなわけはない―― だった。」(P151、12行) という1文。 「夏に乗った」かもしれない記憶はゲーム版の話か。 あえての光明は、 クライマックスに向けて集結しつつある見知った面々と、 新たな一歩を踏み出した啓作、 己の役割を自覚し始めた栄太の3点。 一美の『ヒラルダ』についても明確な答えが出ていないので、 今後いかに絡んでくるのか。 そして果たして池速人(←もはや消えかけ)の 存在の力は復活するのか!? しかし次回は外伝の雰囲気。 灼眼のシャナ 16 (16) (電撃文庫 た 14-21)
|
| << 前記事(2007/11/09) | ブログのトップへ | 後記事(2007/11/11) >> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2007/11/09) | ブログのトップへ | 後記事(2007/11/11) >> |